エンドロールの先でも君を恋うから


「書けた?」


「書けたよ」



憂わしげだった天気は雲ひとつなく、屋上から夕焼けがはっきり綺麗に見えていた。



買い出しの準備の時のように由良くんの机にくっつけて、文化祭で使う画用紙の端っこを切り取ってお願いごとを書く。



21時ぐらいまで担任の先生は居るみたいで、それまで教室と屋上は自由に使わせてもらえることになった。



その代わり、文化祭の作業もやらないといけないのだけれど。



「口に出したら叶わないって聞いたことあるよ」


「皆笹の葉に飾るのに?」



普段二人でご飯を食べることなんて無いから、なんだか変に感じる。



由良くんが私をからかうとすかさず月ちゃんが由良くんを叱る。その間に入ってくれる温厚な瑞星くん。



賑やかで大切な時間。



今日は由良くんを止めてくれる人は誰もいないから私も言われっぱなし、という訳でもなく。



「ハサミ使っただけで手傷だらけ。なんでそんな不器用なの?」


「...そう言う由良くんは少し抜けてるとこあるよね、ブラックコーヒー買っちゃったり」