お前を奪い返す〜俺様御曹司の独占欲が燃え上がる

俺はリカに連絡を取った。

「どうしたの、隼斗」

「まりかが熱があるんだ、だるくて起き上がれない、すぐにそっちに連れて行く」

「分かった」

まりかはリカの診察を受けた。

「臓器がほとんど機能していない状態なの、手術でだいぶ切除したから、体力がもたないのよ」

「どうすればいいんだ」

「少し入院して、点滴で様子見ましょう」
「分かった、よろしく頼む」

俺はまりかの病室に向かった。

「まりか、少し体力が落ちてるから、栄養を補うために点滴が必要とのことだ」

「また、入院ですか」

「すぐ、退院出来るさ」

「毎日来てくださいね」

「ああ、そうしよう」

俺は安易に考えていた。

毎日まりかの病室に仕事帰りに寄った。

まりかとのたわいもない会話に心が弾んでいた。

ある日、リカに医局によるように言われた。

「なんだよ」

「まりかさんだけど、残りの臓器が弱ってるの、無理は絶対にダメよ」

「そうか、わかった」

俺は婚姻届をもらいに役所に向かった。