「真昊?まだ起きてんのか?早く寝ねぇと登校初日に遅刻すんぞ。」

階段から優兄さんの声が聞こえた。

「もう寝るよ。おやすみなさい。」

「おう!!おやすみな。」

優兄さんはそう笑って下に降りていった。

優兄さんの笑顔はいつも僕の心を照らしてくれる。

明日の不安もuraさんへの違和感も全部消えていき、僕は眠りについた。