カーテンから射す陽の光で目が覚めた。

久しぶりにカーテンを開き、空を見上げながら背伸びした。

雲ひとつ無い真っ青な空を見ていると、心がスッキリして軽くなった気がした。

学校に行ける気がした。行ってみようかな。保健室でもいいから行ってみよう。

登校準備してから階段を降りた。

リビングにはまだばあちゃんも優兄さんも朝食を食べていた。

「おはよう。」

僕が挨拶すると、2人は驚いた顔をしたけど直ぐに笑って返してくれた。

「はよおいでや。一緒に食べよ。」

「珍しいな。どした?」

僕は椅子に座りながら答えた。

「保健室、行こうと思って。」

そう言うと、2人は嬉しそうに頷いた。

僕もその顔を見たら嬉しくなった。