だから新しい学校では羽目を外さないように、普通になれなくてもせめて普通を演じられるように頑張らなきゃならない。

僕は僕を押し殺して周りと同じように。

今までの様に感情を押し殺して周りに合わせていれば大丈夫だ。

落ち着いて演じれば大丈夫だ。

ばあちゃんが、家を出る前に僕にもう一度一緒に行かなくて平気か聞いてきたが、大丈夫だと断って今の僕が出せる精一杯の笑顔で外に出た。

もちろんそんな笑顔でさえ作り物だ。