冷徹御曹司は過保護な独占欲で、ママと愛娘を甘やかす

その日、未来はいつもに増して大暴れだった。
機嫌が悪く、お昼ごはんを拒否。お腹が減っているだろうに、哺乳瓶も放り投げてしまうし、おせんべいもぽいっと捨ててしまう。
一度お昼寝をさせようと寝かしつけてみるものの、まったく寝ない。

「やー! やーあーっ!」

力強く叫んで泣いている。私も泣きたくなってきた。

どうにか眠りについたところで、インターホンが鳴った。藍から原稿のゲラが届く予定にはなっていたけれど、このタイミングとは……。慌ててインターホンに出て、宅配ボックスに入れてもらった。
しかし、インターホンの音と私が傍を離れたところで未来は目覚め、また大泣きである。

結局夕方まで抱っこ紐に入れてよしよしと揺すり続けた。
お腹が減っていたのは間違いなく、夕食はどうにか食べてくれた。追加で少しミルクと麦茶を飲ませることにも成功。

お風呂を済ませて、私もソファでひと息ついた。未来はリビングに敷いた長座布団でごろごろしている。泣いてこそいないけれど、ずっと不機嫌だった日は寝つきも悪いと知っている。

せめて、今の隙に私も夕食を食べてしまおうか。未来にかかりっきりで、お昼もパンをかじっただけ。夕食は考えてもいない。
世のママたちはみんなこういった日々をこなしているのだろうか。さらに旦那さんや他の家族の夕食や家事までやっているなんて。