その日の昼休み。

俺は何故か高橋に呼ばれた。

裏庭を指定してきたので、
そこへ行き、待った。

すると少しして、高橋がやって来た。

「ごめんなさい、
委員の仕事してたら
遅れちゃった。」

「いいよ。で、話って?」

「あの…私と今度一緒に
遊びに行って欲しいんだ。
遊園地のチケットが
二枚あるの。」

「解った。
でも、あまり
長い時間回れないよ。」

「いいの。
一緒に行けるだけで…十分だから。」

「解った。
じゃあ、そっちで
いつ行くか決めてきてよ。」

「うん。
じゃあ、決まったら言うね。」

「おう。」

「一応チケットだけは
渡しておくから失くさない様に。」

「…OK。」

「じゃあね。」