意識が無い状態で眠っていた私は、目を覚まして彼を見つめる。 弱々しい小さな声を絞り出そうと、口を静かに開く。 私が心の中で思っていることを、言葉にして彼へ伝えた。 「私も……大好きだよ……」 愛する気持ちを大きな声で叫びたかった。 でも、今はこれが精一杯。 彼は私の気持ちを聞いて、ベッドで横になる私を抱きしめながら言う。 「俺、ずっと姉ちゃんのそばにいるから……」 幸せな気持ちで、思わずもらい泣き。 私の胸は、ぎゅっと締め付けられていた……