意識無くベッドで寝むる私の頬と、課長の唇。 その距離、0.01ミリ…… 「きゃー!」 幽体離脱してるけど、背筋が凍って私は白目になった。 その時、奇跡が…… 唇が触れる直前、課長が顔を横にそむける。 「はあぁぁ……」 私は全身の力が抜けて、グッタリと脱力した。 大きな溜息と同時に、項垂れて肩を落とす。 んっ? ちょっと待って!? ベッドで眠る私の頬と課長の頬が近いままだよっ! その距離、0,00001ミリ!