「澪桜飽きない?もう2時間は経ってるけど」

「飽きない!丈くんにずっと負けてるんだもん」

「あ?丈、お前澪桜に勝ってんの?は?」

「ヒッ……だ、だって澪桜ちゃんゲーム不得意らしいから(?)」

ホント仲良しだよね、このふたり。

「よし!ジェンガ組み立てたし、続きやろ!」

「おう!」

てゆーか、もう2時間も経ってたんだ。

この部屋に時計あるけど、案外見ないもんだね。

続けること数十分。

──ガラガラっ!

「あぁっ、また負けた……!」

「澪桜ちゃんジェンガ弱いね〜」

丈くんが強いだけだと思うけど……。

「澪桜、丈が大人気ないだけだから気にするなよ」

「おい廉!別に俺大人気ないわけじゃないだろ!」