ま、まさかのお偉いさん!?

「だからふたり仲良しだったんだね」

「こいつと仲良し?気持ち悪い」

「んだと!?中学からの仲じゃねーか!」

「澪桜、夜桜には女もいるから安心しな」

「話聞けよ!」

「澪桜との時間邪魔すんな!」

あはは……。

てゆーか、夜桜に女の子いたんだ。

「でもさ〜澪桜ちゃんケンカできないのにアジト連れてくの危険じゃない?」

「あれ、言ってなかったっけ?澪桜夜姫だよ」

ボトッと食べてたパンを机に落とした相原くん。

そ、そんな驚くかな?

でもそっか、あたしこれでも令嬢だからホントならおしとやかでいないとだよね。

「まっっっっっっじ!?」

「あ、あの、相原くん……パン」

「パンなんかどうでもいい!え、夜姫!?え?澪桜ちゃんが!?はぁ!?」