「ちょっと落ち込んでる廉くん可愛い」

「お前……意地悪だわそれ」

力なく笑った廉くんはそう言うと、私の身体を抱き上げた。

え。

「れ、廉くん?」

「可愛いって言われんのは気に食わないからな。意地でもかっこいいって言わせる」

行き着いた先はやっぱりベッドで。

ま、まさか……。

「き、昨日もしたよね!?」

「だから?本当は朝だって我慢したし、まだまだ俺は愛し足りない」

優しくベッドに座らせてくれて。

廉くんの瞳を見ればもう熱に帯びてて。

「はぁ……ほんと可愛い澪桜」

「んっ……」

まだ昨日の今日で、全然その行為に慣れないけど。

廉くんとのそれはドキドキと快感と愛と優しさに満たされてて。

お互い時間を忘れて朝まで愛し合った。