銃を出した双子をすかさず止めた絢さん。

なんとか……助かった。

「廉……澪桜ちゃん大丈夫……って、あれ?」

振り向けば、廉の後ろにいたはずの澪桜ちゃんはいなかった。

「なぁ、澪桜ちゃんは!?」

「は?俺の後ろに……っは?」

肩を押さえながら立ち上がった廉。

くっそ……立てねぇ。

「丈、肩貸すから行くぞ」

「そうだよ大丈夫!?」

俺を支えてくれる風馬と伊代。

「かっこ悪いよなぁ……俺」

「あんた最高にかっこよかったよ」

早く……澪桜ちゃんを助けねぇと。

廉、あとは任せたぞ。