「っ……!?」

──ドサッ。

肩を銃で撃たれて、崩れ落ちた。

広間にいたのは、銃を持った母親。

「なんの音だ!」

「廉!」

「澪桜!!」

リビングからやってきたみんな。

くっそ……力が入んねぇ!

ギュッと澪桜を抱きしめた。

「ふっ、はははっ!無様ねぇ〜銃に勝てるわけないでしょ?さっきまでの威勢はどうしたのかしら」

「っ……卑怯だぞ。これ澪桜にあたってたらどうすんだよ!」

「構わないわ。だって、そんな女いらないもの」

だからって、澪桜を洗脳したのかよ……!?

「ふざけないでよ!澪桜ちゃんはあんたの娘なのよ!?それをどうして……っ」