「っなんでここに……!」

「嘘でしょ、なんでっ……」

澪桜の父親だけは黙り込んでいる。

「残念だったな。さぁ、澪桜はどこだ!」

「なんでそんなに澪桜にこだわるの?」

なんで……?

「んなの……俺の澪桜だからに決まってんだろ!」

ザッとリビングにやってきた大量の執事とSP。

「廉!俺らが相手するからお前は澪桜ちゃんを探しに行ってこい!」

「あぁ!」

俺に殴りかかってくる奴らを丈たちが止めて、その隙にリビングを出た。

「奴を倒せ!」

リビングに出てもたくさんのSPたちがいた。

くっそ……。

殴っては蹴飛ばして、次々と倒していく。

大橋宮家はどんだけ澪桜を手放したくないんだよ。