俺のかわいい生き人形

母さんがくれた紅茶を喉に通した。

相変わらず美味いな……。

「……なぁ丈」

「ん?」

「ずっと言おうか迷ってたことがあんだ」

澪桜と別れた日から、なんとなくそうなんじゃないかって思ってたこと。

中学からの仲なんだ。

「お前……」

「ちょっと待て!それ以上言うな!!」

俺の口を抑えてきた丈。

「頼む……頼むから、お前の口からそれ以上言わないでくれ」

「丈……お前、なんで」

いくら親友でも、俺から澪桜を奪おうとか思うはずだろ。

なんでそんな必死で……俺を見るんだよ。

「俺はふたりをどうこうする気はねぇんだよ……ただふたりに幸せになってほしいだけなんだ」