つか……どうしたらいいんだよ。

「大橋宮家の誰かとの連絡先は持ってないのか？」

風馬がそう言えば、沙織はスマホを操作した。

みんながここに来る前に夜桜に呼びかけていま探してもらってるけど……。

「だめ……繋がらない」

「いや、電話を鳴らせてるなら向こうの居場所がわかるはずだ。うちの探偵を使おう」

父さんがスマホを出してうちが雇ってる探偵にここに来るよう伝えた。

澪桜……無事でいるかな。

「廉……しっかりしろ」

「そうだぞ。澪桜にはきっと会える」

「あぁ……わかってる」

それでも……っ。

「あーうじうじすんなみっともねぇ！！」

ガシッと俺の肩を掴んだ丈。

っ……。