俺のかわいい生き人形

「いちばん巻き込まれてんのは澪桜だ!それに、澪桜のためなら厄介事でもなんでも受ける!」

「っ……仕方ねぇな付き合ってやるよ!」

沙織に電話をかけた。

『もしもし?廉?なによいまさら……』

「澪桜がいねぇんだよ!どこにも!」

『……え?なにそれ、どういうこと?』

……は?

沙織も知らねぇの?

「おい、なんも知らねぇの?」

『知らないわよ……。どっか出かけたんじゃない?』

「窓ガラス割れてんだよ!外からは絶対にたどり着けない高さなのに」

『っ……大橋宮家かもしれない』

はぁ……!?

混乱していると、父さんがスマホを奪った。

「沙織さん、俺が誰かわかるよな?」