俺のかわいい生き人形

たしかに俺は自己中だ。

好きな女泣かせてかっこ悪い。

澪桜……好きって気持ちは変わんないんだ。

走って走って、マンションのエレベーターすらも時間が長く感じた。

鍵を開けて中に入れば、真っ暗で。

もう寝たのか……?

「澪桜?寝室か?」

全部の部屋を見てから寝室に行って、電気をつけた。

「っ……は?」

一瞬、目を疑った。

窓は割れていて、床にはガラスが落ちている。

ベッドの上には澪桜のスマホ。

「っ澪桜!?澪桜、どこだ!?」

ベランダに出て周りを見渡すも、なんもなくて。

っ……クッソ!

すぐに家を出て父さんに電話をかけた。