俺のかわいい生き人形

俺から離れた沙織。

「……こんな廉いらない」

「それって……」

「もう好きにすれば?じゃあね」

沙織はそう言うと、フラフラしながらアジトを去っていった。

好きに……ってことは。

「廉!早く澪桜ちゃんとこ行け!!」

「丈……」

「そうだぞ廉!澪桜のとこに行ってやれ」

「はやく!澪桜にちゃんと話さなきゃ!」

みんな……。

そうだ、早く澪桜んとこ行かねぇと……。

「行ってくる!!」

アジトを出て、全速力で走ってマンションに向かう。

たくさん傷つけた。

たくさん泣かせた。