俺のかわいい生き人形

母さんが人数分の紅茶をくれた。

俺の家に澪桜がいるのは新鮮かも。

あんま家に人呼んだりしないし。

「八城家は……仲が良いんですね」

ポツリと言った澪桜。

澪桜からすれば、これは仲良しなのか……?

「澪桜ちゃんも、今日から八城家の人間よ?」

「でもまだ正式に婚約は……」

「それをこれから話すのよ」

ふふっと微笑む母さん。

それにしても……。

「澪桜が令嬢だったなんて……」

「あ、あたしだって八城くんが御曹司だなんて思いもしなかったよ」

令嬢だからなのか生まれつきなのか、丁寧で聞き取りやすい声。

やっべ……さっきから心臓うるせぇよ。

それからしばらくして父さんがやってきた。