なんだかんだで時間は過ぎていき、あっという間に放課後になった。

そして……。

──ガサッ。

今日もまたあとをつけられてる。

やだ……っ怖い。

それもなんだか今日はなかなか諦めてくれなくて。

どうしようっ……。

スマホを出して、廉くんの名前を見つける。

っ……でも、電話かけちゃだめだ。

そうだ!伊代ちゃんに……。

伊代ちゃんに電話をかけた。

やばい、距離近づいてきてるっ……!

駆け足で電話を鳴らすも、なかなか出てはくれない。

しょうがない……こうなったら、喧嘩しよう!

スマホを閉まって振り向けば