……澪桜、少し抜けてるな。

「いきなりお見合い相手と婚約って、早いだろ」

「でも、知らない人じゃないし……」

俺のことを信用してくれるのか。

やばい……超可愛い。

可愛すぎて頭がクラクラしてきた。

家に着いて、澪桜をリビングに連れてきた。

「母さん、澪桜連れてきた」

「あら!可愛いお人形さんみたいね!」

澪桜を見て目をハートにさせた母さん。

澪桜はペコペコ頭を下げていた。

「は、初めまして……大橋宮澪桜です」

「廉くんの母の絢です!ママって呼んで♡」

「あはは……」

とりあえず澪桜をソファに座らせ俺も隣に座る。

「澪桜ちゃん、紅茶でよかったかしら?」

「はいっ、ありがとうございます」