【廉side】
遡ること昨日の夕方。
家に帰れば、珍しく父さんがいた。
「廉、お見合いが決まったぞ」
「おんー……って、は!?」
今、お見合いって言ったか!?
「ど、どこの令嬢?」
「大橋宮財閥だ。お前も聞いたことあるよな」
大橋宮財閥。
何度かパーティー一緒になったりしてるよな。
……ん?
「澪桜の名字……大橋宮だ」
「澪桜?大橋宮財閥の娘は舞桜だぞ?」
「いや、舞桜と双子の妹の澪桜」
「……おかしいな、一人っ子のはずなんだが」
は……?
一人っ子?あの双子が?
遡ること昨日の夕方。
家に帰れば、珍しく父さんがいた。
「廉、お見合いが決まったぞ」
「おんー……って、は!?」
今、お見合いって言ったか!?
「ど、どこの令嬢?」
「大橋宮財閥だ。お前も聞いたことあるよな」
大橋宮財閥。
何度かパーティー一緒になったりしてるよな。
……ん?
「澪桜の名字……大橋宮だ」
「澪桜?大橋宮財閥の娘は舞桜だぞ?」
「いや、舞桜と双子の妹の澪桜」
「……おかしいな、一人っ子のはずなんだが」
は……?
一人っ子?あの双子が?