ギュッと廉くんの服を掴んで見上げた。

他の誰でもない、廉くんに。

「廉くんの愛がいい」

「澪桜……」

「愛されるなら廉くんの愛じゃないとあたし満足できない」

「はぁ……まじ可愛い」

今までは婚約者として一緒にいた。

だけど今日からは、恋人として。

死ぬまでずっと一緒にいたい。

「澪桜、今度の土曜デート行かない?」

デート……!

「行くっ行きたい!」

「決まりだな」

廉くんとデート……すごく楽しみ。

最高のデートになるといいなぁ。