この人が、鮎川財閥のトップ……。
「澪桜さん、申し訳ないが廉くんと婚約破棄していただけないかな」
「っ……」
「八城家は誰ひとり賛成していないので話を進めないでいただきたいんだが」
正樹さん……。
「澪桜ちゃんは八城財閥にとって大切なご令嬢だ。そこらのご令嬢よりもよくできた子だ」
「それに澪桜ちゃんは私の大切な娘よ」
「やだ廉ママ、この子は大橋宮家の人間と縁を切った時点でご令嬢じゃないのよ?そんな子がどうやって廉を支えるって言うの?」
鼻で笑った沙織さん。
あぁもうだめ……耐えられない。
「あたしは……廉くんが好きです」
「……澪桜」
「澪桜ちゃん……」
「まぁ、やっと……っ」
「澪桜さん、申し訳ないが廉くんと婚約破棄していただけないかな」
「っ……」
「八城家は誰ひとり賛成していないので話を進めないでいただきたいんだが」
正樹さん……。
「澪桜ちゃんは八城財閥にとって大切なご令嬢だ。そこらのご令嬢よりもよくできた子だ」
「それに澪桜ちゃんは私の大切な娘よ」
「やだ廉ママ、この子は大橋宮家の人間と縁を切った時点でご令嬢じゃないのよ?そんな子がどうやって廉を支えるって言うの?」
鼻で笑った沙織さん。
あぁもうだめ……耐えられない。
「あたしは……廉くんが好きです」
「……澪桜」
「澪桜ちゃん……」
「まぁ、やっと……っ」