【澪桜side】

家に帰って着替えて、寝室で廉くんの手当を始めた。

「っいって……」

「あ、ごめん……」

廉くんに上は服着ないでいてもらって、いまはお腹の手当を。

やっぱり、ひどい怪我……。

「澪桜ーこんなの放っときゃ治る」

「ダメっ!バイ菌入っちゃう」

「バイ菌……」

ちょんちょん、と消毒液をつけて絆創膏を貼る。

こんな時に不謹慎かもだけど……廉くんの身体あたしには直視できないほど肉体美。

でも、やっぱり申し訳ない。

「ホントにごめんね……」

「だーから謝りすぎ。澪桜が謝ることなんかなんもないって」

「っでも、ん!」