「……澪桜?下駄疲れた?」

「まさか!廉くんと花火見るんだもん!楽しみ!」

「まじ?俺も楽しみ」

うっ……きゅんきゅん倍増。

会場につけばもうたくさんの人で賑わっていた。

すごい混んでる……!

「花火までまだ時間あるし屋台行くか!」

「うんっ!」

「危ないから手繋ご」

ギュッと繋がれた手。

っ……。

あたし、なんで今まで普通に繋げてたの。

「どっから行く?」

廉くんに聞かれて周りを見渡せばたくさんの屋台があって。

「あれ食べたい!バナナチョコ!」

「よし!じゃあ行こっか」