【澪桜side】

次の日、朝からアジトに来た。

「澪桜ー!おっは、」

「伊代ちゃんっ……!」

ガシッと伊代ちゃんの腕を掴んでそのままアジトの隅っこに移動。

「ちょ、澪桜?どしたどした」

「あ、あのね……っ、廉くんに恋しちゃったの」

「……は?」

ぽかんと口を開けた伊代ちゃん。

「まっ……まっ、まじ!?澪桜がついに恋!?」

「は!?澪桜ちゃんが恋!?」

丈くん!

「丈、あんた来んなよ」

「たまたま通りかかったんだって!いや、それよりどゆこと!?」

「あんたこっち来な!」

伊代ちゃんにアジトの外に連れてかれる丈くん。