「はぁ?」
──バキッ、ドガッ、ドサッ。
い、いま骨折れた音しなかった……!?
「夜姫!今日こそお前を倒すぜ!!」
っあたし!?
いきなり蹴りかかってきた男をかわして背後に回って蹴りを落とそうとした。
「同じ手にはかかんねぇよ!」
「っ!?」
──シュッ!
ポタッと地面にあたしの血が落ちた。
ナイフで腕切られちゃった……。
この16年間、何度も何度も見てきた血。
「おい」
廉くんの声で我に返れば、ナイフを持った男に近づいてて。
……廉、くん?
纏う空気が変わった。
──バキッ、ドガッ、ドサッ。
い、いま骨折れた音しなかった……!?
「夜姫!今日こそお前を倒すぜ!!」
っあたし!?
いきなり蹴りかかってきた男をかわして背後に回って蹴りを落とそうとした。
「同じ手にはかかんねぇよ!」
「っ!?」
──シュッ!
ポタッと地面にあたしの血が落ちた。
ナイフで腕切られちゃった……。
この16年間、何度も何度も見てきた血。
「おい」
廉くんの声で我に返れば、ナイフを持った男に近づいてて。
……廉、くん?
纏う空気が変わった。

