「廉顔真っ赤だぞ」

「う、うるせー風馬!」

きっと初めて交わした澪桜との会話。

「ひゅーっ!八城くんだってー!」

「廉、早く返信したげなよ!」

「わかってるって!」

【こちらこそ。毎時間案内できなくてごめんな】

送信っと。

双子が邪魔してくるから澪桜に絡めなかった。

すぐに既読がついて、返信が来た。

【八城くんは謝らなくていいよ。感謝してるから】

八城くん、か。

もっと踏み込んだ関係になりたい。

俺にとっては、表情のある女の子だと思うから。