「わ、私、勘違いしちゃってた……!? ご、ごめんねっ……」



 急いで謝ると、にこにこし始めた悠くん。

 ……え……?


 門叶悠悟。

 私の幼なじみ。

 ものすごく顔が整っていて、優しくて。

 文武両道で……家事が得意。


 大好きな、幼なじみ。



「どうしたの……?」

「ううん。謝ってるのも可愛いなって」

「えっと……可愛いものって、なに……?」



 よくわからないけど……。



「……ああ、鈍感だったね。可愛すぎて忘れてた」

「そうなんだ……?」