──ガンッ!ガンッ!!ガガンッ!!! 背後から迫り来る音。 あの硬い音は、岩をも噛みちぎる牙同士がぶつかり合う音だったんだ! それが今、暴れ狂いながら迫ってくる。 私を贄として完全に認識し、しつこくどこまでも追ってくる。 あまりの恐怖に目眩がした。 ──ガンッ!!ガンガンガンガンッ!!! さらに近づく音。 いやっ、死にたくない…っ!!