なにか、硬いもの同士がぶつかり合うような不思議な音だった。 太鼓…にしては音が硬すぎる気がする。 …なら、これは……? ぞくぞくと得体の知れない寒気が背筋を伝った。 胸が尋常じゃなくざわついて、全身に赤信号を出している。 嫌な予感がする。 絶対、ここにいちゃいけない── 硬直する体に力を入れれば ようやく動いたのは頭のみ。