その後、なんともいえない気持ちのまま一日の授業を終え、あっというまに放課後を迎えた。



いつもの駄菓子屋に集合すれば、冴は宣言通り、都と優に唐獅子様のことを話してくれた。



おばちゃんから貰ったラムネを咥えながら、ポカンとするふたり。



それもそのはず。
私だっていまだあやふやなのだから。



一方の冴は、そんなふたりを意にも介さすことなく語り続けた。



だがその結果は案の定…といったもの。



現実主義なふたりにはあまり響かなかったのだろう。



「冴、それ本気?」


「根拠0すぎてうける。暑くて頭パーになったの?」



都も優もおなじような反応をした。



あくまで伝承、言い伝え。
ふたりはそう一笑に付すだけだった。



それでも冴は諦めることなく熱弁し続けた。
あんなに渋っていたのに、やるといったらやるのだ、この男は。