"どうして忽然と、祠が姿を現したのか"





幼なじみの言葉を温かさにかまけて、私は、考えに蓋をした。




「冴、冴も早く……」




呼びかける、もう、帰ろうと。






「冴───」




瞳に映った光景におもわず息を飲んだ。











冴が

見たこともないほど忌々しげな表情で
祠を睨めつけていた───……