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「よし、完璧ってわけじゃねーけど、なんとかくっついたぞ」
汗を拭いながら立ち上がる冴。
真っ二つだった祠は濡らした泥を使い、ぴったりと接合された。
祠は、割れる前と変わらない厳かな雰囲気を取り戻した。
中央にある空洞に、ボブカットになった私が髪を供える。
黒い、黒い、髪の束。
「どうか…少しでも効果がありますように」
数秒手を合わせる。
心からの祈りを込め、腰を上げた。
振り向けば3人が立っていた。
なぜだろう…涙が出そうになる。
心は繋がっているはずなのに。
みんなどこか遠くへ行ってしまうような気がして──



