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その放課後



3人とともに訪れたのは──都の家だった。



「いらっしゃい紅羽ちゃん」


「おばさんこんにちは!お邪魔します」



笑顔で出迎えてくれた都のお母さん。



都が事前に連絡をしてくれたおかげで、中に入ればすっかり準備が整っていた。



大きな鏡に数種類のハサミ。
懐かしさでいっぱいになる古びた櫛(くし)。



「おばさん、よろしくね」


「紅羽ちゃんの髪を切るなんていつぶりかしら。しっかり可愛くしてあげないと」



にっこり笑い合うと、私は鏡の前のイスに腰かけた。



ちなみに男子3人は別室で待機してもらっている。