「ふ、2人で…?」
「うん、2人で。
どこか遠くの土地で暮らそうよ。俺が一生守るから」
一つ、風が吹いた。
基本穏やかで、男性的な一面を良くも悪くも感じさせない柔らかな都の、ちょっぴり強引なお誘い。
この人に「一生守る」と言われてドキドキしない女の子がいるだろうか。
幼なじみだからこそ強く知っている。
都なら本当に守り抜いてくれると。
そして、気のせいだろうか
都のトーンから、とてつもない「覚悟」のようなものを感じたのは──
「…冴と優は?どうするの…?」
「しらない」
冷たく、どこか投げやりに答えられる。
こんな都も珍しかった。
「逃げるならみんな一緒に逃げようよ。4人ならなにも怖くないよ」
「ごめん、やだ、2人がいい」
ぎゅうと腕に力を込められる。



