空から降ってきた星君

「大丈夫。心配かけてごめんね。」

 そう言いながら体を起こした七月。

「ほ、本当に?」

 もう一度聞いてみると今度は苦笑いが返ってきた。

「うん。本当に大丈夫。」

 その本当に平気そうな声色を聞いて全身の力が抜ける。

 はぁ、良かった……。

 七月に何かあったらって思ったら気が気じゃないし……。

 だけど元はと言えば僕のせいだ。

 僕はまだよろけている七月に謝罪の言葉を伝える。

「本当に、ごめん。七月の負担になるって分かってたのに思い出させるような言葉を迂闊に言って。」

 罪悪感でどうにかなりそう……。

 怒られる準備はとっくにできてる。

 でも、身構えた僕に聞こえてきた言葉は予想外のものだった。

「えっ、何で星君が謝るの!?私のほうが悪いのに。」

「でも、僕の言葉のせいで……。」

 七月は僕のせいには決してしようとはしない。

 だけど七月のせいと言われればまた違う。

 だったらきっかけを作ってしまった僕の責任なのに。

 そんな僕に七月は凛とした声で言い放った。