空から降ってきた星君

「前も言ったでしょ?七月のことが好きだから。」

 ……やっぱり来ると思った。

 いつもなら軽く流すところだけど、今日はなんとなく食いついてみる。

「私のどこが好きなの?」

 私が深堀りすると思ってなかったのか驚いて目を見開いている星君に催促を求める。

「私のことが好きなら、何か挙げてみて?」

 挑発するように言うと、案外あっさりと星君は挑発に乗ってくれた。

「まずは優しいところでしょ。次に責任感が強いところ。気が強いけど意外と打たれ弱いところ。謙虚だし、嘘をつくことが下手なところ。頑張り屋さんでボランティア活動を進んでするところとかも。後は……」

「や、やっぱりもういい!」

 自分から振っておいて何だ、と思われるかもしれないけどこれだけ言われれば恥ずかしくなる。

「七月から言ったのに、恥ずかしいの?」

 心の中で恥ずかしさと戦っているときに図星を突かれ、動きが止まる。

「だから言ったでしょ?七月のことが好きって。他に七月を好きな奴がいたとしてもこの気持ちは誰にも負けない。」