空から降ってきた星君

「別に。ただ撫でてみたくなっただけ。」

 ……実際に動いてみると恥ずかしい。

 だけどそれ以上に星君が不遇な気がして可哀想だったから、少しでも褒めてあげたいなって思ってしまった。

 普段……これまでの私なら、きっとこんなことはしなかった。

 変に人に優しくできるようになったのは、星君が来てくれたから。

 だからちょっとでも励ましてあげたいなー……なんて。

「七月、顔赤い。」

 不意に言われて言葉にピタッと撫でる手が止まる。

「あ、赤くないし……。」

「いや、真っ赤だよ?」

 な、なんかこのやり取り、この前もやった気がする……。

 だけど多分、赤くなっているのは本当のことだと思う。

 だって見なくても分かるほど、顔に熱が集まっているから。

 なんとか話題を逸らそうと適当に振ってみる。

「ほ、星君はどうして、私にここまでしてくれるの?」

 昨日のこともそうだけど、どうして私のやりたいことを把握していて、行動してくれるの?

 前にも聞いたことがある気がするけど、ふっと聞いてみたくなった。

 星君のことだから、あの回答をすると思うけど。