空から降ってきた星君

「どうして星君は流星さんのことをそんなに嫌ってるの?」

 疑問を投げてみると星君は「あー……。」と唸ってから軽く説明をしてくれた。

「流星とは昔からの腐れ縁なんだけど、結構いろんなことやらかしてるんだよね、アイツ。」

 あの一見優等生っぽい流星さんが何をしたんだろう?

 その後も星君は淡々と話を続けた。

「小さな頃やんちゃしてて成長する度に喧嘩して帰ってくることが増えて。本人は全く反省してないから余計にタチが悪い。昔からアイツの尻拭いは僕の役目でもううんざりしてる。」

 い、意外と現実的なことだった……。

 なんだかそう考えると星君が可哀想になってきて、星君の腕から抜け出した。

 ずっと抱きしめられてたから息苦しさも感じていて深呼吸をする。

 その後、私が抜け出したことが不満なのか頬を膨らませて拗ねている星君の頭に自分の手をポンと乗せる。

 そのまま、ゆっくりと手を動かして撫でた。

「な、七月?急にどうしたの?」

 慌てふためいている星君に対し、私は視線を外しながら素気なく答える。