空から降ってきた星君

「というかなんでまた妖精さんが……。」

 こっそりと呟いた七月にそうだよねぇ……と同情してしまう。

 七月にとってはこれが二回目。だから呆れるのも無理はないと思う。

「えーっと……流星?さんはどうしてここに?」

 取り繕う気はなさそうな流星はストレートに七月に答える。

「んーと、七月ちゃんに興味が出たから……かな?」

「なんか、デジャヴ……。」

 七月はまたしても呆れてため息を漏らした。

 僕は七月が好きだからって理由で来たけど、七月にとっては好きも興味があるも一緒なのかもしれない。

 ま、とりあえず今は七月と流星を離すのが先。

「七月、帰ろう?」

 催促するように七月に声を掛けると首を縦に振ってくれた。

 そのまま僕は七月の手を引いて帰る。

「星ー、置いてくなよー。」

 そんなこと全く思ってなさそうな流星が追いかけてきそうだったから、僕は少しだけ歩く速度を速めた。

「星君、どうしたの?」

 急に速度を変えた僕に七月が不思議そうに聞いてくる。

 あぁそうだ、七月は流星の面倒臭さを知らないからそうなるよね。