空から降ってきた星君

「別に何でもないんだけど、あの子良い子だよねーって思って。ちょっと観察してたんだけど星の言動に初心な反応するところも可愛いなーって。最初の冷酷さのもあったから見てる側としては面白かったんだけどね……。」

 そこで一旦言葉を切り、さっきのおちゃらけた態度とは一変して真剣な眼差しでこう言った。

「俺も、七月ちゃん欲しくなっちゃった。」

「っ!」

 何を言うんだろうと思っていたけどこれほどまで変な事を言う奴だとは思っていなかった。

 動揺している僕とは裏腹に流星は真剣な表情のまま言葉を続ける。

「七月ちゃん優しいし可愛いし良い子だし。最初のうちは俺も良い子だなくらいにしか思ってなかったけど、見物してたらいつの間にか惹かれちゃってたらしくて。だから今から俺と星は恋敵(ライバル)なんだけど……良いよね?」

 僕の気持ちを分かっているこいつだからこんな挑発的な態度が取れるんだろうけど、流石に黙ってるわけにはいかない。

「何馬鹿なこと言ってるの?七月は僕のもの。それは永遠に揺るがないんだよ?流星も知ってるよね?僕が七月に執心してるのも。それとも何?宣戦布告?そうだったら諦めたほうが良いよ、七月の心は僕に動き始めてるんだから。」