空から降ってきた星君

 あのナンパ野郎たちのことを思い出して体に黒い感情が渦巻く。

 僕の七月にあんなに雑に触って……やっぱり消毒しておけば良かったかな。

 いや、始末していたほうが良かったかもしれない。

 どっちにしろ七月は可愛すぎで頻繁に僕のことを困らせに来る。

 それが可愛いところで欠点でもあるんだけど。

 そこまで考えて一旦区切りをつける。これ以上は流石に歯止めが利かなくなりそう……。

 僕は多分、独占欲が強いのかもしれない。

 だって四六時中七月を離したくない、傍に居たい、と思ってしまっているから。

 ナンパ現場を見たときだって、七月を閉じ込めて他の男の目に晒したくない、と考えたほどだったから。

 重症だな、と思いつつも仕方ないと思ってしまう。

 七月はアイドルやモデルにも負けないくらいの整った容姿をしていて、おまけに本人はそのことに気づいていない。

 鈍感なのも考えものだ、と常日頃から何度思っているんだろう。

 それに無自覚に人を誘わせるようなことをするから、七月への悩みは尽きない。