空から降ってきた星君

 七月に引かれる未来を想像して七月に視線を移すと、どこか嬉しそうに頬を赤く染めていた。

 えっ……?

「良かった……。」

 ……なんだか七月が優しくなった気がする。

 最初なんて冷たい言葉で一蹴していたのに今は逆だと言ってもいいと思う。

 気にしすぎかもしれないけどずっと七月のことしか見てないから、驚きを隠せないでいた。

「星君?」

 黙り込んだ僕を不思議に思ったのかこてんと首を傾げた七月が僕の名前を呼んだ。

 っ……可愛すぎ……。

「……っ何でもないよ。」

 慌てて曖昧に返すと「そっか。」と七月は言ってお風呂場のほうへと向かった。

 ぱたんと閉まったドアを見届けてはぁ……と息を漏らす。

「心臓に悪いよ……。」

 不意打ちは流石の僕でも対応しきれない。

 キーホルダーのプレゼントだけでも十分な不意打ちなのに……あの破壊力はヤバいって。

「七月……本当可愛いすぎでしょ。」

 あの可愛さ、どうにかしてほしい。でないと、僕が嫉妬でおかしくなりそうだから。