空から降ってきた星君

 どうしようもなく、七月が愛おしくてしょうがない奴だから。

 そんな言葉に七月は頬を真っ赤に染めた。

 その行動に僕はまた驚く。

 だって僕は七月が好きだって常日頃から伝えているのに、言葉だけでこんなに真っ赤になって照れてくれたのは初めてだったから。

「ま、またそんなこと言って……!」

 照れ隠しのようにぷくーっと頬を膨らませるが、ただ可愛いだけ。

「七月、もしかして照れてるの~?」

 からかうようにそう言うと七月は更に驚いたようだった。

「な、何言って!?」

 七月は気を紛らわせようと僕を叩いてくるけど何の抵抗にもなってない。

 こんなに分かりやすく照れてくれるなんて……ちょっとは期待してもいいのかな?

 ――七月が、僕のことを意識してくれてるってこと。

 鈍感七月は僕の愛には気づいてくれないかな?と落ち込んでいたけどこれだったら心配する必要はないかもしれない。

「ほんと、可愛い。」

 思っていることが七月に聞こえないようにそう小さく呟いた。



 そう言えば、どうしてあの時引き返したんだろう?