空から降ってきた星君

 ……っ!?

「……離してください。」

 焦っていることがバレないように冷たい口調のままで言ったけど、男の人たちには全く効いていないようだった。

「つれないなー。君みたいな上玉滅多にいないんだからさ。俺らと遊ぼ?」

 どうする七月、この状況を打破するために何ができる?

 考えようとしたけど掴まれている手が痛すぎてまともに思考が動かない。

 男の人たちが大きいことも相まってさっきの威勢はどこへやら、恐怖が代わりにやってきた。

 怖い……っ。

 男の人に恐怖なんて感じたことなかったから、どうすればいいのか分からない。

 誰か……星君、助けて……っ。

 その瞬間、恐怖で声が出せない私に聞こえてきたのはあの人の声。

「その手、退けてくれない?」

 冷たい声色で言い放たれた言葉によって私の手が解放される。

 男の人たちは私の前にいる人にすくんで、どこかへ行ってしまった。

 男の人たちが見えなくなってから、彼はこっちを向く。

「七月、もう大丈夫。」

「星君……?」

 そこにいたのは紛れもなく星君で、私の中で安心が一気に押し寄せてきた。