空から降ってきた星君

「そうそう。もしかして自分のことじゃないって思ってた?」

「はい。」

 図星を突かれたけど、毅然とした態度で返す。

 本当にナンパだったら早く他を当たっていただきたい。

「俺らと遊ばない?」

 ナンパの王道と言ってもいいほどのセリフが飛んできて冷たく返す。

「嫌です。私、別の人と来てるので。」

 にこっと笑顔で言い放つ。

 これで帰ってくれればいいのに……なんて考えは当たり前だが甘すぎた。

「連れいるの?でも今一人じゃん、いいでしょ。」

 いや、話聞いてましたか?嫌だって言ったんですけど。

「良くないです。他を当たってください。」

 私より可愛い子なんていくらでもいるはずなのに、何故わざわざ私に話しかけてくるのか。

「そんな冷たいこと言わないでよ。ね、良いじゃん。」

 人の気持ちを全く汲み取ろうとしてくれない男の人たちに若干の苛立ちを覚える。

「結構です。私、そろそろ行かなきゃならないので。」

 そう言って男の人たちを振り切ろうとしたのに、とっさに手を掴まれてしまった。